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1954年に作られた定番の絵本で、今でも人気の高い作品です。9つのシリーズも続いています(この最初のバージョンが一番人気があります)。著者は当時フランスの新聞に「親切でよく飼いならされたライオンがサーカスから逃げた」事件が載っており、そこからストーリーを考えついたそうです。
このライオンは人になついており悪気も無いのですが、人間の方は異常なほどにライオンを怖がってしまい、その両者のギャップがうまく描かれています。また、人間は動物園のおりの中にいるライオンには親しげですが、いざライオンが町に居ると途端に態度が変わる様子が面白いです。それに町中に出没したごきげんなライオンに対する大人と子供の反応の違いも面白いです。男の子のフランソワは、ごきげんなライオンに怖がることなく、いつも通りに親しげに接します。
言い忘れてはならないのが、この絵本のイラストのかわいさについてです。まつげのあるライオンがとてもかわいく、男の子のフランソワもクラシカルなタッチで描かれたセンスのよい愛らしさを持っています。舞台であるおしゃれなフランスにマッチした、クラシカルでおしゃれな雰囲気がとてもすてきな絵本です。
英語版では、挨拶にフランス語が使われており、簡単なフランス語の挨拶にも接することができます。英語も難しくないので、とても読みやすいと思います。
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