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人気のマドレーヌシリーズの第1作目で、1939年に作られました。そんな前の絵本とは思えないぐらい、今でもまったく色あせることの無いセンスの良さを持っています。作者はイタリア生まれでベルギー人の画家を父に持ち、16歳でニューヨークに移住しました。マドレーヌの舞台はフランス(パリ)ですが、これは旅行好きの作者のベーメルマンスがフランスに旅行していたときに、マドレーヌの原案になる体験をしたことが原因です。彼はフランスの近くの島で事故に会い、そこの病院にいたシスター達の衣装がマドレーヌ達が着ているような変わった衣装でした。また、病院の隣部屋には、盲腸をとったばかりの女の子がいたそうです。たしかにマドレーヌが盲腸に!というアイデアはなかなか子供向けの絵本としては思いつける内容ではありません。パリの色々な風景(オペラ座、ノートルダム寺院、リュクサンブール公園など)が見れるのもこの絵本の楽しみの一つです。
この絵本はできれば原書の英語版で読んでもらいたいです。本当は絵だけではなく、文章もとってもかわいく、多くの文の文末が2〜3センテンス連続で韻を踏んでいて、歌の歌詞みたいに流れるように読める仕掛けになっています。また、日本語版の18ページ目の「ミス・クラベルは、なにごとにも おどろかない ひとでした」という一文は、原書では「マドレーヌほど、ミス・クラベルをびっくりさせるのがうまい子はいませんでした」という意味になっているなどの相違が見られます。
マドレーヌの次作「マドレーヌといぬ(Madeline's Rescue)」は、絵本界でもっとも名誉のあるコールデコット賞を受賞しています。
→ 「マドレーヌ」 シリーズの日本語版
→ 「マドレーヌ」 シリーズの洋書(英語)版
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