黒ねこのおきゃくさま  < 西洋の作家 >  
絵本のデータ
『黒ねこのおきゃくさま』 黒ねこのおきゃくさま
(The Cat Visitor)
著者(文章): ルース・エインズワース (Ruth Ainsworth)
著者(絵): 山内ふじ江 (Fujie Yamauchi)
翻訳者: 荒このみ (Konomi Ara)
出版社: 福音館書店 (1999/10/15)
ISBN: 483401584X
 
ページ数: 56ページ 縦: 212mm 横: 188mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: ふつう
(上記サイズなどの情報はエディションによって違う場合があります)
 
おすすめ度: 
定価: ¥ 1,260
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  テーマ: 教訓、善行、しつけ絵本    主人公: ねこ
   感動度   知識学び度 中  笑い度 低  悲しさ度 中
   ユニーク度 低  しつけ度   わくわく度 低  いやし度 
   絵の精密さ 中  絵の美しさ   絵のかわいさ   デザイン性 
  ストーリー

むかしむかし、ひとりの貧しいおじいさんが、とても寒い冬の夜に部屋の掃除をしていました。年をとって、お金もなく、人生はつらいものだとため息をつきました。でも、今日が土曜日であることを思い出し喜びました。土曜日は、おいしい肉のごちそうと、寝る前にミルクにひたしたパンを食べる日です。そのとき扉の向こうに猫の鳴き声が聞こえました。おじいさんが扉を開くと、風が勢い良く吹き込み、とても痩せた黒猫が入ってきました・・・

  この絵本について

 イギリスの児童文学作家ルース・エインズワースの作品に、日本人の山内ふじ江さんがイラストを描いた絵本です。ある寒くて遠い国の昔が舞台ですが、細かな描写がすばらしい文章のおかげで、物語に入り込むことができます。貧しいおじいさんが、寒い冬に迷い込んできた痩せこけた黒猫に施しを与えます。大切なミルクをすべてやり、それでもお腹をすかせている黒猫にパンもやってしまいます。おじいさんは自分の食料もままならないことを忘れ、黒猫を「かわいそうに」と思って施しを続けます。鼻の良い黒猫は、おじいさんの1週間に1度の楽しみである、ひつじの肉もかぎつけてねだります。
 自分の分もすべてお客さんに与えてしまったおじいさんは、大切なまきまで使い切って猫のために部屋を温めてやります。おじいさんは凍え死にしたり飢え死にしたりしてしまう危険さえ冒して、黒猫に施しを続けます。今では大人も子供も人に勝ったり、人より儲けたりすることばかり考えがちです。このような時代に、この絵本は本当の心の豊かさを教えてくれます。パンやミルクさえままならない世界は、子供にとっては考えられないことでしょうが、今の豊かな生活に感謝するよいきっかけになりそうです。食べ物や暖かい家の大切さを心から感じさせてくれます。もちろん絵本の最後には、心の豊かなおじいさんに神様からのごほうびが与えられます。

絵本 マッチング
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別れの曲 フレデリック・ショパン(1810-1849)作曲 『別れの曲』
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  1832年にショパンが22歳のときに作曲した「12の練習曲」の中の1曲です。ショパン自身「生涯でこれほど美しい旋律を書いたことはない」と語ったとされるように、美しく深みのある作品です。小品でありながら激しい感情の移り変わりが巧みに凝縮されて表現されています。「別れの曲」と呼ばれるようになったのは、ショパンの恋を描いたフランス映画「別れの曲」でこの曲が印象的に使われていたためです。
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  ワグナーはメンデルスゾーンの音楽(序曲フィンガルの洞窟)を聞いて「第一級の風景画家」と評しています。それはこの2つの交響曲にもあてはまります。交響曲という大作の中にもメンデルスゾーンらしい美しい響きは、繊細な風景画のようです。第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」ともに旅行をきっかけに受けた霊感を元に作曲されています。「スコットランド」は物悲しさが美しく完成度の高い彼の最高傑作です。逆に「イタリア」は明るく生き生きと美しい音楽です。幼少時代から英才教育を受けたメンデルスゾーンらしく、安定して完成された音楽を聞くことができます。
定価: ¥ 1,800
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更新日: 2007年12月02日

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