あのときすきになったよ  < 日本の作家 >  
絵本のデータ
『あのときすきになったよ』 あのときすきになったよ
著者(文章): 薫くみこ (Kumiko Kun)
著者(絵): 飯野和好 (Kazuyoshi Iino)
出版社: 教育画劇 (1998/04)
ISBN: 4774604291
 
ページ数: 32ページ 縦: 245mm 横: 210mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: 少ない
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,260
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  テーマ: 友達、仲間の絵本    主人公: 女の子
   感動度   知識学び度 低  笑い度 中  悲しさ度 低
   ユニーク度 中  しつけ度 中  わくわく度 中  いやし度 低
   絵の精密さ 低  絵の美しさ 低  絵のかわいさ 中  デザイン性 中
  ストーリー

教室で私の後ろに座っているしっこさんは、いつも怒ったみたいな顔をして、少ししかしゃべらない女の子。しっこさんは、ブランコを横取りしたり私の邪魔をするから、ちっとも好きではない。ある日、教室で飼っていた金魚が死んだとき、しっこさんと一緒にお墓を作ることになった。それからしっこさんと私は、なぜか急に仲良くなっていった・・・。

  この絵本について

 ふとしたきっかけから仲良くなり、友達としての信頼を築いていく様子が描かれた絵本です。主人公は小学校低学年ぐらいの女の子で、同じクラスのしっこさんは、他とちがった特殊な雰囲気を持った女の子です。本当の名前は「きくちまりか」だけど、おしっこをもらしてばかりいるので、「しっこさん」という名前で呼ばれています。しっこさんは、あまりしゃべらないので何を考えているか良く分からないし、一方で、時々ブランコを横取りするなどの自己主張もしてきます。しっこさんは真後ろの席に座っているけど、保健室で会っても目をそらしてしまいます。そんな2人が、一緒に金魚のお墓を作ることになり、いたずらっこの男の子の悪口を言い合ったことをきっかけに、だんだん接近していくことになります。
 友達になるまでは、相手のこともよくわからないし警戒感もあるので、嫌な所ばかりが目立ったりします。でも、一度楽しい時間を共有すると、もっと一緒に遊びたいという気持ちになります。この絵本では、お互いが急接近していく様子を、段階的に気持ちが強くなっていくエピソードを通して描かれています。最初は下校時に川の向こう岸から手を振り合うという、ちょっとした好意のサインから始まり、家に帰ってからも「どうしているのかな」と友達のことを考え続けるようにもなります。そして、最後にしっこさんの勇気ある行動によって、しっこさんに対する本物の信頼感を得ます。逆にしっこさんも、主人公の女の子に対して犠牲を払えるほどの好意をいだいていることが証明されます。
 自分でも友人と知り合ったきっかけを考えると、やっぱりこのようなささいな出来事から始まり、感覚的に好意を感じ始めたのがきっかけであったことを思い出します。説得や努力はまったく必要なく、自然にお互いのフィーリングがマッチすることから始まるのです。絵本の最初から最後まで教室では真後ろに座っているしっこさんですが、最初と最後では心の距離感がまったく違っていることを感じさせます。

絵本 マッチング
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定価: ¥ 1,800
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更新日: 2007年10月10日

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