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この絵本の作者レオ・レオニは、魅力的なイラストと心温まるストーリーを併せ持った数多くの作品で有名です。この小品も例外ではなく、イラストのデザインだけではなく、ちょっと考えさせられるストーリーも魅力的です。さびしさや悲しさを乗り越え、すてきなエンディングをむかえるストーリーに癒されます。レオ・レオニの代表的名作品、『スイミー』や『フレデリック』などにも共通するレオ・レオニの世界観が凝縮されています。小さな子どもにとっては豊かな感性がどんどん刺激されるような作品であり、大人にとっては心癒される作品です。カメレオンと色をテーマにした絵本だけに、カラフルな色使いもすばらしいです。
カメレオンは自分の色がなくて悲しく思います。でも、すてきなパートナーを見つけて、現実を受け入れることを学びます。カメレオンは周りの色に同化して自分自身の色を変えることができる、奇妙でかしこい生き物です。場合によっては、気持ちの悪い生き物とも思われています。でもレオ・レオニは、この気持ち悪いという印象を逆手にとって、このようなすてきなお話に変えてしまいました。自分の色が変わってしまうという他の動物と違った特徴に対し、カメレオンがアイデンティティーの不安を感じているなどとは、誰にも想像できないのではないでしょうか。文字数も少なくシンプルなイラストの絵本に、沢山のアイデアやメッセージが詰まっています。レオ・レオニが「master of the simple fable(シンプルな寓話の達人)」とシカゴ・トリビューン誌に評価されることが理解できます。
→ 日本語版 『じぶんだけのいろ いろいろさがしたカメレオンのはなし』
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