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意地悪なパン屋の主人にこき使われる猫を、ネズミたちが力を合わせて助けるという、コミカルで痛快な絵本です。漫画のように1ページに複数のコマがあったり、1見開き全体が1シーンで使われていたいたりと、変化があってメリハリのある構成になっています。例えば、ネズミがみんなで協力し合って偽のしっぽを作るシーンは、1見開き全体を使ってとてもにぎやかに描かれています。スタンダードな32ページの絵本なのに、たっぷりと楽しいストーリーを味わうことができます。
猫はパン屋の主人に「Cloth-ears(話を聞かないやつ)」とか、「Mangy fur-bag(汚らしい毛袋)」などとののしられてばかりで、本当の名前を忘れてしまうほどした。毎日へとへとになるまで働かされ、食事もろくに与えられません。パン屋の主人は猫を働かせて、自分は不満をぶつぶつ言いながら座っているだけです。でも、賢くてにくめないキャラクターのネズミ達が、猫をかわいそうと思って全員で力を貸すことになります。最後には徹底的にパン屋をやっつけます。でもようやく自由になった猫は有頂天になり、態度が一変して最後に驚くような一言を発するのです。最後の最後までユーモアたっぷりの絵本です。
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