鹿よおれの兄弟よ  < 日本の作家 >  
絵本のデータ
『鹿よおれの兄弟よ』 鹿よおれの兄弟よ
(Oh Deer, My Brother Deer!)
著者(文章): 神沢利子 (Toshiko Kanzawa)
著者(絵): G.D. パヴリーシン (Gennadiy Dmitriyevich Pavlishin)
出版社: 福音館書店 (2004/1/29)
ISBN: 4834006328
 
ページ数: 36ページ 縦: 290mm 横: 305mm
対象年齢: 小学生から  文字数: ふつう
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,785
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  テーマ: 自然や描写、味わう絵本    主人公: しか、やぎ、ひつじ
   感動度   知識学び度 中  笑い度 低  悲しさ度 低
   ユニーク度 低  しつけ度   わくわく度 中  いやし度 
   絵の精密さ   絵の美しさ   絵のかわいさ 低  デザイン性 中
  ストーリー

シベリアの森で生まれた猟師が身に着けるものは、すべて鹿の足の腱を糸にして鹿皮を縫ったもの。鹿の肉が猟師の血となり肉となる。だから猟師は鹿である。美しい枝角を持つ鹿に合うため、猟師は川を上っていく。猟師は思い出した。まだほんの子供だった頃、草の上で小さな獣のように寝ていると、ピテ、ピテ、ピチュ、誰やら耳をなめるやつがいる・・・。

  この絵本について

 シベリアのに住む猟師が、鹿と共に生きることのすばらしさを力強く歌い上げます。完成するまでに5年間かかったという大作で、サハリンで幼少期を過ごした児童文学作家神沢利子さんと、ロシアの人間国宝級の画家パヴリーシンさんによって作られました。まず最初に感じるのが、圧倒的なイラストの描写力です。神秘的で美しく、植物や動物の生命力にあふれ、一本一本の草花や一つ一つの石まで繊細に描かれています。これ以上に力のこもったイラストの大作の数々を、絵本以外ですらめったに目にすることはありません。シベリアの自然と生命を描いた画集として味わうことができます。人間の想像力の素晴らしさと、水彩画の底知れない表現力を感じます。また、まるで今絵の具が乾いたばかりのようにみずみずしく印刷されており、指で表面をさわったら色が移ってしまいそうなぐらいです。
 でも、このイラストを描かせる原動力となり、この絵本を真に価値のあるものにしているのは神沢利子さんによる詩です。シベリアに暮らす少数民族の猟師が、自然と一体化して過ごす精神世界をみごとに表現しています。生命への感謝の気持ちが、押さえきれないほど高揚していきます。日本語ではあまり聞かないロシア語のような擬音(プツィルド プツィルド、プサル プサル プサル、パトフ パトフ パトフ、ウル ウル ウリーなど・・・)による音の表現も、描写を引き立たせていて、朗読するとなお楽しい絵本です。舞台は世界遺産にも登録されているシホテ・アリニ山脈で、神沢利子さんが幼少期を過ごしたサハリンから日本海を隔てて正面に位置するシベリアの山脈です。

絵本 マッチング
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更新日: 2007年03月07日

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