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いつも一人ぼっちのロバが、クリスマスの日に友達ができるまでを描いた、心温まるクリスマス絵本です。ルース・エインズワースによるストーリーも、酒井信義さんによるイラストも大変雰囲気がよくてやわららかく、とても暖かい気持ちにさせてくれます。
ロバはいつも友達がほしいと願っていました。ところがクリスマスの日に、偶然そりをひくトナカイが足を痛め、その代役をロバが務めたことで、サンタクロースから感謝のプレゼントをもらうことになります。プレゼントといえば、おもちゃなど高い物ばかりが中心となってしまいがちですが、ロバにとっては「どんなプレゼントだって、きっとだいすきになる」と思えるのです。サンタさんはそんなロバにぴったりのプレゼントを考えてくれていたのです。あたりまえになりがちだけど、本当は一番大切な、家族や友達などのありがたさを教えてくれます。
内容とは関係ありませんが、絵本のカバーデザインもすばらしいです。クリスマスを思わせる一面に真紅の配色に、ロバの絵が繊細な線で描かれています(裏表紙も大変印象的です)。一方で、絵本の中のイラストは、カバーの雰囲気とは違って明るく淡い配色の水彩画のイラストです。全体的に派手ではない絵本ですが、雰囲気のよいクリスマスプレゼントになりそうです。
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