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アンデスの草原を舞台にした、ペールの民話を元に作られた絵本です。女の子のマリアがコンドルにさらわれ、その後なんとか逃げ出して、悪いコンドルを両親と共にやっつけるという、とても分かりやすいストーリーです。特に教訓などを伝えるような内容ではないのですが、これは女の子に向けて注意をうながすような民話に感じ取れます。
マリアはよい子でただ女の子たちとおんぶごっこをして遊んでいるだけでした。そこに勇ましいかっこをした若者が現れ、おんぶをしてあげようと誘います。直接的な表現はないのですが、マリアは若者のにさそわれてうれしく思った様子が伝わってきます。でも実はその若者はコンドルで、マリアは監禁され、恐い思いをしながら洗濯などの労働をさせられる日々を暮らしました。
ようやくカエルなどの動物に協力してもらい、逃亡することになるのですが、逃亡の道のりも長くたいへんだったように表現されています。それだけ、若い男からのそそのかしや甘い誘惑には気をつけるように、物語を使って失敗に対する恐れを感じさせようとしているように思います。そういう意味ではよい効果の期待できる、面白い民話です。
世界各国の昔話シリーズ → 「こどものとも世界昔ばなしの旅」
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