綱渡りの男  < 西洋の作家 >  
絵本のデータ
『綱渡りの男』 綱渡りの男
(The Man Who Walked Between the Towers)
著者(文章): モーディカイ・ガースティン (Mordicai Gerstein)
著者(絵): モーディカイ・ガースティン (Mordicai Gerstein)
翻訳者: 川本三郎 (Saburo Kawamoto)
出版社: 小峰書店 (2005/08/27)
ISBN: 4338202041
 
ページ数: 38ページ 縦: 287mm 横: 217mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: 少ない
(上記サイズなどの情報はエディションによって違う場合があります)
 
おすすめ度: 
定価: ¥ 1,680
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  テーマ: 成長する、がんばる絵本    主人公: ピエロ、道化師
   感動度 中  知識学び度 中  笑い度 中  悲しさ度 低
   ユニーク度 中  しつけ度 低  わくわく度   いやし度 中
   絵の精密さ 中  絵の美しさ 中  絵のかわいさ 中  デザイン性 中
  ストーリー

昔ニューヨークに400メートルもある2つのタワーがならんで立っていました。ニューヨークで一番高いビルでした。大道芸人のフィリップは、空高くそびえる2つのタワーに魅せられ、タワーの間にロープを張ってその上を歩くことを想像しました。一度思いついたらすぐ実行する彼は、友人といっしょに建築作業員を装い、道具を持って南のタワーに上りました。もう一方のタワーで待っている別の友人たちに向けて、矢を先につけた綱を放ちました・・・。

  この絵本について

 2001年に起こった911テロ事件(アメリカ同時多発テロ事件)で姿を消した、ニューヨークの世界貿易センタービル(ツインタワー)が舞台の絵本です。まだ貿易センタービルが完成間近で建設中の1974年に、ビルの間を綱渡りした若者のお話です。この絵本『綱渡りの男』が出版されたのは2003年なので、すでに貿易センタービルはありません。貿易センタービルを懐かしむように物語は始まり、綱渡りをした伝説の大道芸師フィリップ・プティの視点を通して、当時の新鮮な雰囲気が鮮やかに蘇ります。
 ニューヨークに住む大道芸師のフィリップは、ニューヨークにそびえ建つ貿易センタービルよりも、その2つのタワーの「あいだ」に惹かれました。以前もパリのノートルダム寺院の2つのタワーの間を綱渡りしたことがありました。好奇心がいっぱいで、子どものように素直な情熱を持った若者でした。
 途中で綱の重さに苦戦しながらも、友人たちと一晩かかってタワーの上に綱をかけることに成功します。命がけで綱を張る様子が、ビルを見下ろす斜め上のアングルから、ダイナミックに描かれています。まるでその場にいるかのような臨場感があり、足元がすくむような錯覚に陥ります。そしていざ綱をわたるときには、綱の上における自由で爽快な別世界を共有することができます。
 綱渡りをしているシーンには、2つの折込みページが仕込まれており、横に開くとさらにダイナミックに綱渡りをしているシーンが楽しめます。この絵本は、2004年コールデコット賞を始め、色々な賞を受賞した評価の高い作品です。その評価の理由が納得できるほど、これほどまでに大人までわくわくとさせる、アドレナリンの出る絵本はありません。普通はできない痛快な体験を共有できる貴重な絵本です。

英語版→ 『The Man Who Walked Between the Towers

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  ノルウェー音楽を代表者するグリーグは、北欧的な哀愁漂う多くの名曲を残しました。彼の代表的作品が「ペール・ギュント」で、同じノルウェーの文豪ヘンリク・イプセンの戯曲が元になっています。ペール・ギュントはノルウェーに古くから伝わる冒険的な伝説的人物です。北欧の冒険物語を贅沢なほど数々の名旋律と描写力によって、巧みに音楽化しています。特にすがすがしい朝を気分を描いた、前奏曲「朝の気分」はあまりにも有名な名曲です。
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更新日: 2006年09月08日

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