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コートがジャケットに、ジャケットが、チョッキに、チョッキがマフラーにと、最後には何も無くなってしまうまで変化していく様子が楽しく描かれた、2000年度コールデコット賞受賞の作品です。コートが小さくなっていく様子を、絵本に切り抜かれた穴を通して表現しています。例えばコートからチョッキになる場合、チョッキの形に切り抜かれた穴から、後ろのページにのっているコートの素材が見えるようになっています。形を変えたコートは、最後には何もなくなってしまいますが、それでもヨセフはそこから新たに作り出す案を思いつきます。(最後に、You can always make something out of nothingと書かれています。)
絵本の最後にのっている著者シムズ・タバックの写真にもそっくりな、ひげをたくわえたヨセフが主人公です。コートを着て村祭りに、チョッキを着て姪っ子の結婚式に、マフラーを肩にかけて男声合唱団で歌ったりします。そんな陽気で明るい様子が、水彩、グワッシュ、色鉛筆、インク、そしてコラージュで鮮やかに表現されています。かわいくて、にぎやかで、暖かい印象です。特に、写真の切り抜きを使ったコラージュが効果的で、イラストに溶け込んでいて邪魔することなく、遊びに満ちたデザイン的な使い方をしていて、細部にユーモアを与えています。
英語版には絵本の最後に、この絵本のアイデアの元となった、”I had a Little Overcoat”の歌が楽譜つきでのっています。
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