ハルばあちゃんの手  < 日本の作家 >  
絵本のデータ
『ハルばあちゃんの手』 ハルばあちゃんの手
(Grandma Haru's hands)
著者(文章): 山中恒 (Hisashi Yamanaka)
著者(絵): 木下晋 (Susumu Kinoshita)
出版社: 福音館書店 (2005/06/30)
ISBN: 4834021068
 
ページ数: 40ページ 縦: 290mm 横: 305mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: 少ない
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,575
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  テーマ: おじいちゃん、おばあちゃん    主人公: おばあちゃん
   感動度   知識学び度 低  笑い度 低  悲しさ度 低
   ユニーク度 低  しつけ度 低  わくわく度 低  いやし度 
   絵の精密さ   絵の美しさ   絵のかわいさ 低  デザイン性 中
  ストーリー

ハルは海辺の小さな村に生まれた。みんなはハルの手にあるほくろを見て、この子は器用で幸せになるに違いないと言った。ハルは小学生になったが、手を使うことなら誰にも負けなかった。おりがみも、おてだまも、あやとりでも。やがて戦争が始まり両親を失うと、男の人にまじって魚とりの仕事をし、海に出られない冬はわらでぞうりを編んだ。ハルの楽しみは年に一度の盆踊り。ハルの美しい顔や手振りはみんなの目をひいた。ある盆踊りの日にハルをじっと見ていた若者が、ハルの手をとって言った・・・。

  この絵本について

 ハルおばあちゃんの人生を描いた味わい深い印象的な絵本です。しわの一本一本まで詳細に描かれた鉛筆画のイラストは、まるで主人公ハルばあちゃんの器用な手を連想させるほど綿密に描かれています。赤ちゃんの時から、人生の晩年を幸せに生きる最後まで、人生のあらゆるフェーズが淡々と語られます。この絵本で会話はほとんどありません。しかし、どのページもハルの手が多くを語りかけてきます。恋心を感じる様子や、一生懸命に生きる様子、作業に集中している様子や、悲しんでいる様子など、手が言葉よりも多くのものを表現しています。手が見せる様々な表情を楽しむことができます。
 白地に黒の鉛筆で描かれたモノトーンの絵ですが、絵の周りにはほんのりとピンク色の丸い玉がとても印象的にデザインされており、絵本に暖かさとやわらかさを与えています。絵本の最後に、この絵本のデザインを担当したグラフィックデザイナーの杉浦康平さんが、このピンク色の丸について、「おじいさん、おばあさん、さらに遠い先祖のこころの光、タハシヒの玉なのです。」と書いています。これだけの些細なデザイン効果のみで、絵本の印象ががらっと変わることは驚きです。そして、最後のクライマックスのページは背景も真っ黒に塗られてたイラストになっており、感動的に絵本を締めくくります。圧倒的な鉛筆画に目を惹かれがちですが、物語りも味わい深くてすばらしいです。文字数の制限された一冊の絵本の世界の中で、一人の女性の人生の隅々まで豊かに表現しつくしていて、大変感動的です。

絵本 マッチング
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別れの曲 フレデリック・ショパン(1810-1849)作曲 『別れの曲』
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  1832年にショパンが22歳のときに作曲した「12の練習曲」の中の1曲です。ショパン自身「生涯でこれほど美しい旋律を書いたことはない」と語ったとされるように、美しく深みのある作品です。小品でありながら激しい感情の移り変わりが巧みに凝縮されて表現されています。「別れの曲」と呼ばれるようになったのは、ショパンの恋を描いたフランス映画「別れの曲」でこの曲が印象的に使われていたためです。
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  チェコスロバキアの国民主義音楽の大家スメタナの代表的作品です。チェコの風物と伝説を元にして、祖国への愛国心を歌い上げます。6曲の交響詩からなり、なかでも2曲目のモルダウは誰もが知っている大変有名で雄大な作品です。モルダウ河が山奥の源流から流れ、プラハ市内を雄大に流れていくまでを情緒たっぷりに描写します。
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更新日: 2006年06月16日

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