おじいさんの旅  < 西洋の作家 >  
絵本のデータ
『おじいさんの旅』 おじいさんの旅
(Grandfather's Journey)
著者(文章): アレン・セイ (Allen Say)
著者(絵): アレン・セイ (Allen Say)
翻訳者: 大島英美 (Emi Oshima)
出版社: ほるぷ出版 (2002/11/25)
ISBN: 4593504163
 
ページ数: 32ページ 縦: 298mm 横: 247mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: 少ない
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,680
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  テーマ: おじいちゃん、おばあちゃん    主人公: おじいちゃん
   感動度   知識学び度 低  笑い度 低  悲しさ度 低
   ユニーク度 低  しつけ度 低  わくわく度 低  いやし度 
   絵の精密さ   絵の美しさ   絵のかわいさ 低  デザイン性 中
  ストーリー

おじいさんがまだ若者のころ、世界をみようと旅に出た。アメリカ大陸をめぐり、砂漠にたった巨大な彫刻のような岩や、果てしのない畑、高い建物だらけの大都会をみて、色んな人種の人と握手した。旅を続けるほど新しい景色がみたくなり、もう故郷を思い出しもしなかった。カリフォルニアに定住し娘を育てあげたおじいさんは、故郷のことが忘れられず、日本に戻った。娘は日本で結婚し、ぼくが生まれた。しかし、おじいさんはカリフォルニアが忘れられなくなり、また戻ろうと決心した。でもそのとき戦争がはじまった・・・。

  この絵本について

 若いころアメリカに旅立った日本人のおじいさんが、アメリカにいるときは日本を想い、日本にいるときはアメリカを想う、とても郷愁に満ちた絵本です。絵本で最も名誉あるコールデコット賞を受賞し高い評価を得ています。日本語版の最後に「日本語出版によせて」と、著者によるあとがきがのっています。それによると、著者が50歳になるころ絵本を描きはじめて『Tree of Cranes』を含む4冊の絵本を仕上げ、それらが習作となってこの絵本に取り組むことができたそうです。ここに描かれる28枚の絵を、サンフランシスコのアパートでひとり、2年間心おきなく描いたと書かれてあります。確かに一枚一枚の絵が精魂込めて描かれおり、どれをとっても完成度が高く美しいです。しかし絵全体から、どこか日本人独特のおくゆかしさやわびしさを感じさせます。おじいさんの人生を描いただけあり、絵本を一枚一枚めくっていると、写真のアルバムをめくっているような感覚になります。おじいさんをはじめ登場人物がみんな無表情であるところが、写真のような雰囲気と、日本人らしさと、真摯な姿勢を感じさせます。
 あとがきには、著者がこのような個人的な絵本が成功したことに驚いているとも書かれています。ある人から、「あなたは私の父の話を本にして下さいました。」と言われるなど、移民国家のアメリカでは人種の壁を超えて共感を得られたのだそうです。
 おじいさんは若いころにアメリカへ渡り、見たことの無い数々の風景に感動します。そのままアメリカに定住し、著者の母である娘を育て上げ、日本が忘れられずに日本に戻ります。戻った日本ではまたアメリカが忘れられなくなるという、ジレンマにおちいるのです。2つの祖国を持つ人間にとっては、確実に感じなくてはいけない切ない感覚です。とくに2つ土地が離れていれば離れているほど、もう一方を思う気持ちは強くなるのだと思います。深い味わいのある大人向けの絵本です。

絵本 マッチング
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別れの曲 フレデリック・ショパン(1810-1849)作曲 『別れの曲』
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  1832年にショパンが22歳のときに作曲した「12の練習曲」の中の1曲です。ショパン自身「生涯でこれほど美しい旋律を書いたことはない」と語ったとされるように、美しく深みのある作品です。小品でありながら激しい感情の移り変わりが巧みに凝縮されて表現されています。「別れの曲」と呼ばれるようになったのは、ショパンの恋を描いたフランス映画「別れの曲」でこの曲が印象的に使われていたためです。
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歌劇トゥーランドット ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)作曲 『歌劇トゥーランドット』
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  プッチーニは、イタリアのオペラ作曲家としては、ヴェルディーと並んで最も有名な作曲家です。『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』『ジャンニ・スキッキ』など数々の親しみやすい著名なオペラを作曲しましたが、最後のオペラ『トゥーランドット』は未完成に終わりながらも2年後に補筆完成され、彼の代表作の1つとなりました。特にアリア「誰も寝てはならぬ」は大変有名で、壮大な恋愛ドラマを感じさせる作品です。
定価: ¥ 1,890
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ピアノ五重奏曲イ長調op.114,D.667「ます」 フランツ・シューベルト(1797-1828)作曲 『ピアノ五重奏曲イ長調op.114,D.667「ます」』
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  シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」は、ピアノと弦楽四重奏(第2ヴァイオリンのかわりにコントラバスの編成)の室内楽曲です。「ます」といわれるのは第4楽章に、シューベルトの歌曲「ます」の旋律が使用されているためです。明るくてさわやかな楽曲です。
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クリスマス協奏曲(合唱協奏曲ト短調) アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)作曲 『クリスマス協奏曲(合唱協奏曲ト短調)』
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  コルレリはバロック時代に、主にバイオリンを中心とする合奏音楽で活躍した作曲家。代表作ともいえる、クリスマス協奏曲は「主の降誕の夜のため」の曲とされ、どの楽章も大変美しい旋律が印象的なクリスマスの定番楽曲。
定価: ¥ 1,200
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更新日: 2006年07月18日

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