おさるとぼうしうり  < 西洋の作家 >  
絵本のデータ
『おさるとぼうしうり』 おさるとぼうしうり
(Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys and Their Monkey Business)
著者(文章): エズフィール・スロボドキーナ (Esphyr Slobodkina)
著者(絵): エズフィール・スロボドキーナ (Esphyr Slobodkina)
翻訳者: 松岡享子 (Kyoko Matsuoka)
出版社: 福音館書店 (2000/12)
ISBN: 4834009793
 
ページ数: 44ページ 縦: 212mm 横: 165mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: ふつう
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,155
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  テーマ: ユーモア、ナンセンス絵本    主人公: さる、ゴリラ
   感動度 低  知識学び度 中  笑い度   悲しさ度 低
   ユニーク度 中  しつけ度 低  わくわく度 中  いやし度 中
   絵の精密さ 中  絵の美しさ 中  絵のかわいさ 中  デザイン性 中
  ストーリー

昔あるところにぼうしを売り歩くぎょうしょう人がいました。ぼうし売りは自分のチェックのぼうしの上に、ねずみ色、茶色、空色、赤色と、売り物のぼうしを合わせて16個乗せて売り歩きます。ぼうしを落とさないように背筋をピンと伸ばして・・・。ある日まったくぼうしが売れないので、ぼうしを頭にのせたまま、木にもたれかかってお昼ねすることにしました。しばらくして起きてみると、自分のチェックのぼうししか頭に残っていません。ところが木の上をみると・・・

  この絵本について

 1938年に初めて出版されて以来、60年以上経った今も人気の衰えない名作絵本です。最初のページをめくると、口ひげをたくわえてきっちりと黒いスーツを着こなす紳士が、頭の上にカラフルな16個のぼうしを乗せています。思わず見てしまうような宣伝効果の高い姿ですが、残念ながらその日はぼうしが売れません。しかたなく休むことにし、木にもたれかかって昼寝しました。でも起きると大変なことに、ぼうしが全部なくなっていました。自分のチェックのぼうし以外は・・・。びっくりしてあたりを見回しても見つかりません。そのとき木の上を見ると、ぼうしをかぶった16匹の無邪気なお猿たちがいたのです。ぼうし売りが両手をあげてどなっても、足をどんどん踏みならしても、お猿たちは「Tsz, tsz, tsz(ツー、ツー、ツー)」と言いながら真似をするばかりです。そこで怒ったぼうし売りは、自分のチェックのぼうしを地面にたたきつけました。するとお猿たちも次から次へとぼうしを木の上から投げ落としました。
 このように、お話はとっても楽しくて起承転結の整った、まるで絵本のお手本のような作品です。お猿たちが投げ落とした帽子を丁寧にひろって、また頭の上にきれいに積んで出発するぼうし売りの後ろ姿は、後ろ向きになっている以外は最初のページと同じシーンが描かれています。それによって、絵本の全体の統一感と完成度の高さをより感じさせます。また、ぼうしを数えることを楽しんだり、カラフルなぼうしで色を楽しんだり、おさるのようにまねっこを楽しんだりと、非常に豊かな内容になっています。
 著者のスロボドキーナは、絵本の母といわれるマーガレット・ワイズ・ブラウンとの出会いが原因で絵本に携わるようになり、ずっと尊敬し続け強い影響を受けてきたそうです。スロボドキーナはこの『Caps for Sale』で、1958年にルイス・キャロル・シェルフ・アワードを受けています。また、この絵本の英語版の副題は、「A Tale of a Peddler, Some Monkeys and Their Monkey Business」とありますが、「Monkey Business」は「いたずら」の意味があり、タイトルからしゃれのきいた作品です。

絵本 マッチング
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更新日: 2006年05月20日

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