おおきな木  < 西洋の作家 >  
絵本のデータ
『おおきな木』 おおきな木
(Giving Tree)
著者(文章): シェル・シルヴァスタイン (Shel Silverstein)
著者(絵): シェル・シルヴァスタイン (Shel Silverstein)
翻訳者: ほんだ きんいちろう (Kinichiro Honda)
出版社: 篠崎書林 (1976/01)
ISBN: 4784101489
 
ページ数: 55ページ 縦: 230mm 横: 185mm
対象年齢: 小学生から  文字数: 少ない
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,162
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  テーマ: 愛情や恋愛の絵本    主人公: 自然、木
   感動度   知識学び度 低  笑い度 中  悲しさ度 低
   ユニーク度   しつけ度 中  わくわく度 中  いやし度 
   絵の精密さ 低  絵の美しさ 低  絵のかわいさ   デザイン性 中
  ストーリー

木は男の子が大好きでした。毎日遊びに来る男の子は、葉っぱを集めたり、幹をを登って枝でぶらんこしたり、りんごの実をたべたり、かくれんぼしたり、木によりそって居眠りしたり・・・。男の子も木が大好きでした。でも時がたつにつれ、男の子はしだに来なくなり、木はすこしさびしくなってきました。あるとき久しぶりに、すっかり成人になった男の子がやってきました。木は前のように一緒に遊ぼうと誘いますが・・・。

  この絵本について

 母親がわが子に無償の愛を与えるように、木が少年へ与え続ける無償の愛を描いた名作です。すべてのシーンは一本の木を中心に描かれています。木は一緒に遊んでくれる男の子が大好きで、男の子も木が大好きでした。そんな楽しい場面が、色のないシンプルなペンのイラストで、テンポよくたくさんのページを割いて描かれていきます。しかし時がたつにつれて、様子が変わってきます。男の子が青年になるころには、たまにしか来ることがなくなり、来てもガールフレンドと一緒に木の横に寝そべったりしています。男の子の気持ちが明らかに木から離れていく様子が伺えます。
 しばらく来なくなったある日、大人になった男の子が突然現れます。それまでの楽しい少年時代では一ページに1〜3行ほどしか文章がなかったのに、突然十数行に渡って男の子と木は会話をするのです。男の子が欲しいものがお金だと分かると、木は自分になっているりんごを取って売ればよいと提案します。それからは、2、30年おきにやってきては、木からすべてのものを奪っていきます。最後には切り株だけになった木に、すっかり年老いて何も求めることが無くなった老人の男の子とようやく幸せな一時を過ごせます。
 無邪気でシンプルなイラストの絵本なのに、哲学的な深みを感じさせます。木はどんな目にあっても男の子を愛し、男の子がどんなに年をとっても「ぼうや(Boy)」と呼んで一緒に遊ぼうと誘うのです。そんな木を見ていると、切ない気持ちになります。大人向きで、親であればよりこの絵本への理解は増すのだと思います。特に育児に疲れた母親に癒しを与えてくれるのではないでしょうか。原書の英語では、木は”She”と女性と表現されています。母親のような存在を暗示しているのだと思います。子供のときに読んでも、違った意味で大きなインパクトがあると思います。

絵本 マッチング
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定価: ¥ 1,700
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交響詩「フィンランディア」 ジャン・シベリウス(1865-1957)作曲 『交響詩「フィンランディア」』
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定価: ¥ 1,500
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更新日: 2006年02月21日