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暖かくリアルな油彩画のイラストで描きあげた、1990年度ケイト・グリーナウェイ賞受賞の作品です。忘れることができないほど心に残る、夢の世界のように幻想的な美しさです。The Booksellerのレビューで ”It sends shivers up my spine every time I look at it.”(何度見ても背骨までぞっとさせる) と表現されているのが的確に思えるほど、その幻想的な雰囲気には身震いを感じるほどです。精密でリアルに人物や風景を描写したイラストは、肌の暖かさや、髪のやわらかさ、水のしぶきまで感じとることができます。
くじらは丘のように大きく月のように穏やかで(They were as big as the hills. They were as peaceful as the moon.)、この世で最もすばらしい生き物です(They were the most wondrous creatures you could ever imagine.)。おばあちゃんはリリーにファンタジックなくじらのお話を聞かせます。一方おじさんは、くじらは生活の道具として活用するものと思っています。くじらのお話など馬鹿らしいという態度です。しかし最後まであきらめなかったリリーは、くじらからすばらしい贈り物を受け取ることになるのです。想像力のすばらしさを、改めて教えてくれる絵本です。
→ 日本語版 『くじらの歌ごえ』
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