ごんぎつね  < 日本の作家 >  
絵本のデータ
『ごんぎつね』 ごんぎつね
著者(文章): 新美南吉 (Nankichi Niimi)
著者(絵): 黒井健 (Ken Kuroi)
出版社: 偕成社 (1986/09)
ISBN: 4039632702
 
ページ数: 36ページ 縦: 285mm 横: 240mm
対象年齢: 5歳ぐらいから  文字数: ふつう
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おすすめ度: 
定価: ¥ 1,470
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  テーマ: 民話、昔話の絵本    主人公: きつね、たぬき、もぐら系
   感動度   知識学び度 低  笑い度 低  悲しさ度 
   ユニーク度 中  しつけ度 中  わくわく度 低  いやし度 中
   絵の精密さ   絵の美しさ   絵のかわいさ   デザイン性 
  ストーリー

ある山の中に「ごん狐」という一人ぼっちの小狐がいました。ごん狐はあたりの村に出ては畑へ入って芋を掘り散らしたりと、いたずらばかりしていました。村人の兵十が川で捕まえた魚やうなぎの獲物も、全部川へ戻してしまいました。その十日後、兵十のお母さんのお葬式に出くわしたごんは、兵十がお母さんのために捕まえた獲物を、自分のいたずらで台無しにしたことを大変後悔しました。その日からごんは兵十の家に毎日栗やまつたけを置きに行きました。ところがある日悲劇が起こりました・・・。

  この絵本について

 日本童話の名作「ごんぎつね」に、『あのね、サンタの国ではね…』などで有名な画家 黒井健さんが幻想的で美しいイラストを描いた作品です。「ごんぎつね」の著者は1943年に29歳の若さで結核により亡くなった、愛知県半田町出身の新美南吉さんです。戦時中に死と隣りあわせで生きてきた著者ならではの、はかなく美しい物語です。
 ひとりぼっちのごんは、村人達に関心を持ってもらいたいのか、いろんないたずらをして悩ませます。村人を良く観察し、いつもアピールするチャンスを狙っています。でも、ある日村人の兵十が川で捕らえたうなぎをいたずらで逃がした出来事が、ごんを自己反省させることになります。その十日後に兵十のお母さんが亡くなった事を知り、最後にうなぎを食べさせてやれなかったと後悔するのです。もしかしたら、十日後になくなるお母さんに、うなぎを食べる力は残っていなかったかもしれません。ごんは本当は心優しい狐なので、勝手にお母さんのためのうなぎだったに違いないと反省するのです。それから毎日、兵十のために栗やまつたけなどの貢物をそっと入り口に置きます。
 ごんのおかげと知らず、兵十と百姓の加助は貢物は神がめぐんでくれているのだとの結論に達しました。それを聞いたごんは、「つまらない、俺にお礼を言わないで、神様にお礼をいうんじゃァ、引き合わないなあ」と思いました。でも、次の日も迷わず栗をもって兵十の家に行くのです。そして何も知らない兵十に撃たれてしまうのです。これでお話が終わってしまうなんて、なんて報われないのだろうと、とても悲しくなります。でも重要なのは、最後の最後に兵十はごんが栗を持っているのをみて、一瞬ですべてのことを理解したことです。ごんがこれまでやってくれたことと、ごんの気持ちを理解するのです。村人に関心を持ってもらいたくても、いたずらしたり影から観察するしかやり方を知らなかったごんが、長いすれ違いの末に、ようやく村人に理解された瞬間でした。

絵本 マッチング
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更新日: 2006年02月08日