きたきつねのゆめ 北の森から  < 日本の作家 >  
絵本のデータ
『きたきつねのゆめ 北の森から』 きたきつねのゆめ 北の森から
(Fox's Dream)
著者(文章): 手島圭三郎 (Keizaburou Tejima)
著者(絵): 手島圭三郎 (Keizaburou Tejima)
出版社: リブリオ出版 (2001/02)
ISBN: 4897848776
 
ページ数: 40ページ 縦: 305mm 横: 215mm
対象年齢: 3歳ぐらいから  文字数: 少ない
(上記サイズなどの情報はエディションによって違う場合があります)
 
おすすめ度: 
定価: ¥ 1,785
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  テーマ: 自然や描写、味わう絵本    主人公: きつね、たぬき、もぐら系
   感動度 中  知識学び度 低  笑い度 低  悲しさ度 中
   ユニーク度 低  しつけ度 低  わくわく度 低  いやし度 
   絵の精密さ 中  絵の美しさ   絵のかわいさ 中  デザイン性 
  ストーリー

体が凍りつくように寒く静かな北海道の冬の森に、月の光に照らされて、きたきつねが一匹歩いています。お腹がすいたきたきつねは、ゆきうさぎの足跡を見つけて、狩にでます。でもゆきうさぎに逃げられてしまいました。そのとき雪の森にきたきつねの親子の姿が浮かび上がってきました。今まで見たことのない、不思議な森の入り口でした・・・。

  この絵本について

 北海道の冬の景色と動物たちが、版画で大変美しく描かれた、大自然の霊感に満ちた絵本です。1987年、ニューヨークタイムズ紙の世界の絵本ベスト10に選ばれました。著者の版画家 手島圭三郎さんは、この絵本に代表されるように、北海道の厳しい自然の中に生きる動物たちを忠実に再現することで、たくましく生きてく姿を描き続けています。
 この絵本では単独行動する習性があって孤独を象徴するきたきつねが、うさぎの狩に失敗したりしながらも、淡々とたくましく生きていく姿が描かれています。そんな時、きたきつねは幻想的で美しい森の入り口に出くわし、遠い昔の母と家族の暖かい思い出の幻想を見ます。また孤独に戻ったとき、伴侶となる一匹のきつねを見つけるのです。恋愛の真理を捉えたような、とても深みと味わいのある絵本です。
 同じような愛情をテーマとした絵本に『しろいうさぎとくろいうさぎ (The Rabbits' Wedding)』があります。これは終始仲の良いうさぎ同士が、これからも一緒にいないと寂しいと強く思い、言葉で直接愛情を伝える物語です。一方この『きたきつねのゆめ』では、自然の厳しさや孤独のなかで、最後にそっと二匹が出会うシーンで余韻を持って終わります。西洋と日本の哲学の違いを象徴している二冊と言えると思います。

絵本 マッチング
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更新日: 2006年01月31日

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