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著者Elisa Bartoneが祖父から聞いたお話をベースにして作られています。イタリアからの移民の家族が貧しいながらも希望に満ち溢れた生活をしている様子を、感動的に描いています。主人公の男の子ペペはいくつも仕事を探してまわりますが、貧しい下町では仕事はなかなか見つからず、ようやく街灯つけの仕事をもらい大喜びします。ぺぺはこの仕事を気に入っていて、まるで将来への希望のともし火がつく(a small flame of promise for the future)ような感覚を楽しんでいたのです。一つともすごとに、「お姉さんはいい結婚をしますように」とか、「別のお姉さんはドレスが買えますように」とか、「お父さんの病気が治りますように」などとお願いごとをして歩きます。自分には「ずっとこの仕事ができますように」と願うのです。
でも、お父さんは病気がちな自分のふがいなさと、その息子が街中を街灯つけて回っていることによって自分のプライドを傷つけられ、ぺぺに不機嫌な気持ちをぶつけます。「You'll belong to the street! (物ごいになるぞ!)」とか「You'll never amount to anything. (ろくな人間になれないぞ。)」などとひどい事をいうのです。そうしているうちに、みんなに笑われているのではないかという不安や、将来に対する不安などが、ぺぺの心にめばえてくるのです。そんなこともあって、ある日街には街灯をともすペペの姿はなく、あたりは真っ暗になってしまいました。
テッド・ローウィンによる巧みな夜の街の明かりの表現がすばらしく、一枚一枚の絵が心にまで訴えてくるほどの表現力を持っています。まるで画家「ジョルジュ・ド・ラトゥール」の絵をそのまま水彩画にしたような、コントラストの効いた美しい絵です。とくに妹と共にぺぺが街灯に火をともすクライマックスのシーンが非常に印象的です。
ペーパーバック版
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