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スコッチ・テリアのアンガスが主人公の、1930年に出版されたアメリカ絵本の古典です。頭が大きな小型犬のスコッチ・テリアが、愛らしく正確な描写で描かれています。アンガスという名前は、アンガスのお父さんとお母さんがスコットランド出身なので、スコットランドの地名の「アンガス」が名前になったのです。英語版には、アンガスの名前について”because his mother and father came from Scotland” と書かれています。日本語でそこまで訳すとくどくなるので訳に含めなかったのでしょう。
すべてのシーンにアンガスが描かれ、つねにアンガスが中心です。さらに絵が主役で文章が脇役といった印象です。あくまでアンガスとあひるしか出てこず、人間は絵の枠外で、アンガスをつないだひもで存在が暗示されるだけです。この主人公に集中的に目線を合わせたスタイルは、以降の絵本に大きな影響を与えたことは間違いありません。
それぞれのシーンで見せる、スコッチ・テリアのかわいらしい仕草が見所です。最後にアンガスはあひるに追いかけられてびっくりし、急いで家に戻ってベットの下に隠れます。そして、もう何も知りたくない(Not curious about anything at all)と思います。でもそれが、「三分間だけ」と断りをいれているところが、絶妙にかわいらしいユーモアとして忘れることができません。
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