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1974年の出版以来、定番として人気の高い絵本です。お母さんにあんでもらったねずみくん自慢の赤いチョッキを、ねずみくんより大きな動物が次から次へと着ていきます。あひる、さる、あざらし、ライオン、うま、ぞう、と続きます。最初はほとんど余白のページに、自慢げなちいさなねずみくんがぽつんと立っています。動物が大きくなっていくにしたがって、余白が徐々に無くなっていくことで、段々大きくなっていくことが実感できます。最後のぞうくんにいたっては、白い余白を超えてさらにページも上端も越えてしまっています。
また、きついチョッキをきた、ねずみくんより大きな動物たちの表情がたまりません。歯をくいしばって、目を見開いて、きついチョッキを無理して着て「すこし きついが にあうかな?」とポーズをとってくれます。他に類を見ない表情なので、子供たちが魅了されてしまうのも理解できます。絵だけでとっても多くの物語を語っています。
小さな赤ちゃんでもわかるようなシンプルな内容なのですが、デザイン的にすばらしいので大人でも楽しめます。緑を基調として色彩を抑えた動物たちの絵に、補色の赤いチョッキを浮き立たせています。デザイン的にも教科書的な絵本ではないでしょうか。
→ ねずみくんの2006年度カレンダー
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