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中世の作家チョーサーによる、文学の古典として有名な『カンタベリー物語』の中のお話で、強いメッセージ性があります。立派な鳴き声と容姿を兼ね備え思い上がったおんどりが、「見なくてはいけないときに目をつぶる者に、神は破滅をもたらす」という言葉を実体験します。きつねはチャンティクリアの父親を誉めて、父親のように目をつぶって高らかに鳴く声が聞きたいと懇願します。最初はきつねを恐がったチャンティクリアも、きつねのお世辞に気をよくして、目をつぶって鳴き声を披露してしまいます。
きつねにつかまったチャンティクリアも最後には機転を利かせて、自分の首にかみついていたきつねの口をうまく開かせます。そんな知恵を効かせたおんどりときつねのかけひきのバトルがお話を楽しくさせています。
この教訓に富んだ楽しいお話を絵本にしたのが、『ルピナスさん』などで人気の高い絵本作家バーバラ・クーニーです。古典のお話にふさわしく、中世の雰囲気を持つ色使いのイラストで、線が力強く詳細まで丁寧に描かれた力作です。お話とイラストが見事に融合して、1959年のコールデコット賞他、様々な賞に選ばれています。
『Chanticleer and the Fox』の日本語版
→ 『チャンティクリアときつね』
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